自転車通勤
地震の影響で東京の交通事情も悪くなっています。現在都内の移動は自転車が有効。ご新規の調律や不定期、或いは大きな修理では、やはり自動車が必須になりますが、それにしてもガソリンの入手も困難な状況。定期の出張調律であれば自転車が渋滞もなくスムーズに移動可能です。
定期の調律で、KUNIYUKI PIANO(クニユキピアノ)のお客様宅へ。年季が入っておりそろそろオーバーホールもオススメしたいところですが、年配の方がご趣味でお使いの分には、現状で毎回少しずつ修理していくことで、しばらくは普通に演奏可能な状態。それぞれのお客様の事情に合わせて作業を進めていくのが大切です。前回までに荒れた音色を整音し、KUNIYUKI PIANO の良いところが出てきました。引き続き出先でコツコツと気になる部分を直していきます。
東京も地震の影響がない訳ではありませんが、被災地の方々の大変な状況を思えば多少の不便など何てことはありません。
「犬は吠えるがキャラバンは進む」
渡辺ピアノ調律事務所、本日も通常営業です。
初めてお伺いした時は、長期に渡り未整音状態で荒れた音色でしたが、整音後かなりこのピアノの良い部分が出てきました。
37Aのバットスプリングがペシャンコと思ったら...
バットスプリングが折れてました。
新しいバットスプリングに交換。
フレンジもスティックぎみだったので、ついでにセンターピンも交換。
左が古いセンターピン。右が入れ替える新しいセンターピン。
バットスプリングとセンターピンの交換が完了。
引き続き他のセンターピンも定期の調律に伺った際にコツコツ交換予定。
自転車には、Carradice の サドルバッグを、deuter の 30リットルのバックパックを背負い、定期の調律作業に必要な工具や保守パーツ等は意外と持ち運べます。乗っていて気付いたのですがこの自転車、地震の際に倒れてしまったのですが、ドロップハンドル右側のブラケットが曲がってしまいました。とりあえず走行に支障はないので、そのうち直してあげるとしよう。